地域包括ケアにおける循環器疾患を考える勉強会

去る12月5日、大阪医科大学付属病院 心臓リハビリチームの各専門職の先生方と「在宅での心臓リハビリテーションにおける各専門職の役割についての講演・勉強会」を開催しました。
 
当日は、看護師、セラピスト、ケアマネジャー、介護職など総勢約40名が参加し、先生方から心不全の病態やリハビリテーション、日常生活について、ご講義いただきました。
さらに、日ごろの在宅ケアの中で疑問に思っていたことや、頭を悩ませるような難しいケースについて、ディスカッションを行いました。
 
先生方にはそれぞれ専門のお立場から、明日からすぐ実践できるようなアドバイスや指針をいただきました。また事例を通して、在宅での療養生活の実際等が共有でき、病院・在宅での多職種の関わりの重要性を改めて感じました。
在宅ケアというのは一人ひとり違う生活の場での支援です。教科書に書いてあることや座学で学んだことだけではどうにもならないことがたくさん起こっています。
 
近年では重症度の高い方や医療依存度の高い方、独居や老々介護で介護力が乏しい方が自宅へ帰られるようになりました。今回の勉強会は、入院中も在宅も切れ目なく続いていく利用者さんたちの生活が快適で自分らしいものとなるため、地域包括ケアの構築に向けての第1歩となったと感じています。
 
最後になりましたが、この場をお借りして、循環器内科の星賀正明医長、坂根和志先生、慢性心不全認定看護師の兒島理沙看護師、心臓リハをご専門とされている理学療法士の原田靖章先生をはじめとした大阪医科大学付属病院の皆様と、本会の開催にあたりましてご尽力いただきましたむらい内科・循環器科の村井基修先生に、改めて厚く御礼申し上げます。
 
 

 

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